温暖化を解決するとは土壌とは？映画『キス・ザ・グラウンド: 大地が救う地球の未来』

『キス・ザ・グラウンド: 大地が救う地球の未来』
（原題：Kiss the Ground）
製作年2020・製作国アメリカ・時間84分

あらすじ

科学者、セレブ環境活動家、農業従事者、政治家たちが今こそ団結する。大地と土壌こそが気候変動と闘い、地球を救う鍵となることをひも解くドキュメンタリー。
（引用：Netflixジャパン公式Webサイト）

感想

Photo: Kiss the Ground
環境活動家としても有名な俳優ウディ・ハレルソンがナレーションをつとめるこの作品、『キス・ザ・グラウンド: 大地が救う地球の未来』は、大地である土壌の仕組みに注目し、温暖化に対する現実的かつ具体的な解決策を提案するドキュメンタリーです。

ナレーションをした俳優ウディ・ハレルソンがこの映画の冒頭で語るように、私自身も、自分たちの小さな取り組みだけでは追いつかないのではないかという、地球温暖化に対してどこかに「諦め」を感じていたひとり。

けれど、土壌の仕組みを知ることによって、地球全体のシステムが理解でき、いろんな事に対してより具体的で大きな希望を持たせてくれた作品です。

Photo: Kiss the Ground

現在の大量生産型の農業では、土を「耕して」しまうため、微生物が育たず、土地は砂漠化していくばかり。

現在のような耕す農法のままでは、地球上の農地は60年後には砂漠化してしまうんだそう。

Photo: Kiss the Ground

温暖化の原因としてやり玉にあがる肉牛についても、その仕組みが健全であれば、土に微生物が増え、地球にとっても役立つものになるということ。

また、バイオロジカルに多様性のある農業を行えば、経済としての農業も今の仕組みより、より潤うということ。

まさにタイトルにある通り、この大地の土という存在が地球にとっていかに大事なものなのかがわかります。

これらを知ることで、自分の生活にもどういう選択をすべきかが、よりハッキリした気がします。

ハリウッド俳優などのセレブの環境活動家や、科学者、農業従事者、政治家たちが出演し、それぞれの分野から、地球温暖化の根源となる「炭素」とは何か、とてもわかりやすく論理立てて解説しています。

わたし自身も炭素循環型農業というものに、今後もぜひ注目して知っていきたいと思います。

ぜひ多くの人に見てほしいドキュメンタリー映画のひとつなので、ぜひ一度見てください。

日本では、Netflixでみることできます。