命とは何か?生きるとは何か?映画 『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』 サスティナブル生活
この記事は約3分で読めます。

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
(原題:The Biggest Little Farm)
製作年2018・製作国アメリカ・時間91分

この映画はここがポイント

  1. 日本の文部科学省特別推薦作品
  2. 2019年の世界各国16の映画祭で受賞
  3. 30代夫婦のリアルな農業生活のドキュメンタリー
  4. 人と自然と動物の共生
  5. 美しい映像

あらすじ

殺処分寸前で保護した愛犬のトッド。
その鳴き声が原因で大都会ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー。料理家の妻は、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外へと移り住むことを決心する。しかし、そこに広がっていたのは200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた農地だった―。
時に、大自然の厳しさに翻弄されながらも、そのメッセージに耳を傾け、命のサイクルを学び、愛しい動物や植物たちと未来への希望に満ちた究極に美しい農場を創りあげていく―。自然を愛する夫婦が夢を追う8年間の奮闘を描いた感動の軌跡。
(引用:映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』公式Webサイト

感想

ビッグ・リトル・ファーム
Photo: The Biggest little Farm

カナダ版Netflixでリリースされていたのをなんとなく観はじめたのですが、自然と人間の関係性と営みに最後は涙した作品です。あまりにいい映画だったので調べたら、数々の映画賞を受賞した名作でした。

畑作りを通して知る自然の厳しさや豊かさ、豚やニワトリなど大事に育てた動物を食べるということ、動物との関係で見る厳しい現実など、ジョンと森ー夫婦の体験がリアルに描かれています。

自分と同世代で、もともと都会ぐらしの夫婦ということで、気持ちを重ねる場面が至るところにありました。

夫婦が直面するさまざまな出来事に、命とはこういうことか、とリアルに知る場面もたくさん盛り込まれています。

ビッグ・リトル・ファーム
Photo: The Biggest little Farm

8年という長い期間を90分に収めた中には、夫婦がロサンゼルスのアパートを出なければならなくなったところから始まり、そこから自分たち夢を見直して資金集めをし、農業のプロに教えを請いながら土作りをしたり、家畜を増やしたり、ゼロから少しつづ豊かな農場をつくっていく過程が収められています。

都会からやってきて全くのゼロから、少しづつ野菜や家畜が増えていく農場を見ながら、観ている自分も農場づくりをしているような気分にもなります。

ビッグ・リトル・ファーム
Photo: The Biggest little Farm

料理家のモリーの視点から、食材の本当の姿がシンプルでリアルに描かれていたり、また映像作家の夫ジョンが撮影した心が洗われるような美しい農場と動物たちの映像も見どころです。

特に、動物たちがじっと見つめる美しい目の映像が印象的で、私たちの生き方を問われているような気持ちにさせられます。

ビッグ・リトル・ファーム
Photo: The Biggest little Farm

上映・配信は?

日本では新型コロナウィルスの影響で、映画館での上映が縮小されて観られなかった方も多かったようです。

日本語字幕なしであれば、アマゾンでDVD購入が可能。
私も日本語字幕なく観ましたが、基本的な英語と、映像と映像が語るストーリーだけで十分楽しめます。

The Biggest Little Farm [DVD]
ブルーレイ版もあります。映像と音楽の美しさもこの作品の魅力なので、ぜひ良い映像で鑑賞してみてください。
Amazon(アマゾン) 

日本語字幕付きでは、日本での配給会社の(株)シンカが、オンライン自主上映会の相談を受け付けています。
自主上映するだけの価値ある映画と断言できる作品なので、ぜひ一度相談してみてくださいね。

Credit:©2018FarmLoreFilm,LLC

タイトルとURLをコピーしました