暗記では乗り切れない?!英語プレゼンを上手く行う8つのコツ

暗記では乗り切れない?!英語プレゼンを上手く行う8つのコツ Skill・Language
この記事は約10分で読めます。
  • 英語のプレゼンが初めてで何をしていいやら?
  • 英語プレゼンがどうしても上手くなりたい!
  • 人前で話す時に緊張しすぎてしまう

という方のために、私がこれまでの経験から学んだ、英語でプレゼンをする上で重要な事をまとめてみました。

この記事のポイント

  • 英語のプレゼンを成功させるための準備
  • プレゼンで緊張しないための方法

この記事を書いてる人

  • もともとプレゼンが大の苦手
  • 英語は30代後半から勉強
  • カナダのビジネスカレッジ、トロント大学で英語プレゼン経験

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私はもともと日本にいた時から日本語でのプレゼンも苦手なので、英語はなおさら緊張します。

そのため、これまで英語でプレゼンがある度に逃げたくなりましたが、それでも英語の表現を勉強したり、プレゼンに関する本を読んだり、いろいろ手探りしてきました。

私の経験から言うとプレゼンは、言語がどうこうというよりも、プレゼン自体のスキル部分がかなりあります。

それは場数を踏めばいいという事ではなく、どちらかというと心構えや準備の仕方などが重要だなと思います。

そうした重要なポイントを1つ1つおさえていきましょう。

スピーキングの筋肉をつけておく

スピーキング

まず一番基本的な事として、口を英語に慣らし、英語脳を作っておきましょう。

普段から英語のスピーキング練習をしていないと、プレゼンの本番でいざという時に言葉がスムーズに出てきません。

語学はスポーツのようなもので、特にスピーキングに関しては口周りの筋肉も関係します。

プレゼンは試合本番のつもりで、普段から基礎体力をつけるように、口周りに英語用の筋肉と英語脳を作っておく必要があります。

スピーキング筋肉を養っておくために、今から一人でもできるスピーキング練習をする方法を別の記事でまとめているのでそちらも読んでください。

プレゼン前には、この記事で紹介しているオンライン英会話などで、パート別にレッスン相手の先生に自分のプレゼン練習を聞いてもらって、不自然な部分などを指摘してもらうのもよいと思います。

英語プレゼンの定番フレーズの引き出しを持っておく

英語プレゼンの定番フレーズの引き出しを持っておく

英語のプレゼンには、頻出する定番のフレーズや表現、単語があります。

そういったものを、自分の英語の引き出しにたくさん持つようにしておくと、表現に幅が広がります。

こういったフレーズや単語は、頭で理解しておくだけでなく、口で何回も言ってみてスムーズに言えるように馴染ませておきましょう。

他の記事でも、プレゼンで頻出するフレーズや表現をまとめていますので参考にしてください。

プレゼンの英語表現を身につける時は、日本語で考えて英語に当てはめて考えたり、自分が使えないような難しい英語の表現を覚えたりはしないでください。

あくまでプレゼンで行う表現は、英語で考えて、伝えたい事を英語で伝えます。

そのためには、自分がしっくりくる英語の単語や表現を増やす事が大事です。

プレゼンの流れと構成を頭に入れておく

英語のプレゼン

プレゼンの本題の中身を作る時は、聞き手が分かりやすくなるような構成、いわゆる流れを最初に考えて作ります。

その構成を本番までに、完全に頭に入れておきましょう。

これはプレゼンの細かな部分ではなく、プレゼンの構成という要点を頭にいれておくことが大事。

それによって、「あれも言わなきゃ!これも言わなきゃ!あれ?何言うんだっけ?」というパニックに陥ることを防ぐことができます。

英語でも日本語でも、プレゼンには、本題の前後も含めると以下のようにある程度の決まった流れがあります。

  • 1:プレゼンに入る前準備(挨拶・自己紹介)
  • 2:本題
  • 3:結論・まとめ
  • 4:プレゼン後(締めの挨拶・質問)

そして本題の中身を、聞き手が理解しやすい内容で構成を組みます。

伝わりやすい構成作りには、以下のような方法がよく利用されます。

  • リスト化法
    最初にこれから述べる項目の数を伝え、1つずつ順番に話す
  • 時系列法
    物事の起こりから終わりを時系列で話す
  • PREP法
    Pointo(要点)⇒Reason(理由)⇒Example(例)⇒Point(要点もう一度)といった流れで物事を説明

こうした構成のテクニックを本題の部分や全体に使って、自分も理解して頭に入れておくことで、相手にも伝わりやすくなります。

原稿は暗記しない

メモ

プレゼンの原稿を作っておくのは、おすすめです。上に紹介した構成を頭にいれるために大事だからです。
ただ、それはあくまで流れを頭に入れておくためにしておきます。

絶対に暗記して読むようなことはしないようにしておいてください。

私も最初は英語の引き出しがないので、セリフを覚えるようにしていました。

でもそうすると、覚えていたフレーズが出てこなくて焦って逆に緊張するし、言葉に気持ちが入らないので、プレゼンにつまらなくなり、たいてい失敗でした。

あくまで原稿は、流れを頭にいれておくためだけにしておいてください。

そして、その時の構成にあったその時の気持ちにあわせて、自分の持っている英語の引き出しから話すようにしましょう。

そうすると、プレゼン内容に気持ちがこもり、聞き手を引き込むことができます。

伝えねばならないポイントに集中する

英語プレゼンで伝えたい事

暗記しない事と同じ理由ですが、英語の表現にとらわれすぎないようにします。

大事なのはプレゼンの中身。

誰でもプレゼンでは緊張して忘れてしまったりもします。
なので、ぜひ「これだけはこのパートでは伝えなけれいけない」というポイントを聞き手にどうやったら届けられるかに集中します。

ドンピシャな表現や難しい表現が出てこなければ、単純な単語や表現でも大事な事が伝わればいいと思います。

そのためにも、繰り返して言いますが、英語表現のパターンの引き出しを普段からたくさんもっておいて、実際に話す時に引っ張り出して使えるようにしておく事が大事です。

人前で話す事の抵抗感を無くす

聞き手・聴衆

プレゼンで緊張するのは、日本人だからでも、英語が下手だからでもありません。

英語がネイティブでも、緊張する人は緊張していす。

プレゼンで緊張するのは「注目を浴びている」という自意識が強くなるからです。

この自意識を弱くするには、自分が「聞き手を見ている側」である、という立場を頭の中で書き換えるのがとても重要。

多くの人が自分を見ているのではなく、自分が聞いている人の様子を観察しているつもりで聴衆をみてみる。

こういった視点について、以下の本でも語られています。

人前で話すという事に抵抗感をなくしてくれるので、「一挙手一投足を見られているようで緊張する」タイプの方は、これらの本をよんでみてください。

【鳥谷 朝代】ラクに話せて、印象まで良くなる“とっておきの方法”!こんなふうに話せばもう、あがらない!すぐ使える“効果絶大の”具体例が満載!!“緊張しないコツ”。
【森下裕道】見ている側に立つという視点をくれた本。プレゼンに限らず、あがり症タイプの人にもおすすめ。

本番前は必ず練習する

プレゼン

プレゼンの練習、ぜひやりましょう!

私もですが、これをわりとサボりがち。

練習するメリットは、上で述べた英語表現の引き出しが増える事、つまづくポイントが分かる事、自信がつく事。

練習をすると、言いたい表現を考えたりする回数が増えるので表現パターンの幅が広がります。

また、言いよどみやすい部分のスライドを変更したりもできます。

そして、練習をとにかくしておくことで、「こんだけ練習したし、なんとかなる!」という自信が少しでてきます。

有名なプレゼンテーターの同じプレゼンを何度も聞く

TEDトーク

もともと人前で話すのが得意な人もいるかと思いますが、そうでない場合はプレゼンは本当に苦痛ですよね。

でも、プレゼンで有名な人々も本来はプレゼンが得意なわけではありません。

彼らもそういう場にたくさん出なければいけない状況から、上達するための方法を編み出しています。

TEDトークなどで、そういった人々の中から自分が聞いていて分かりやすいなと思う人を選んで、その人たちのプレゼンを何度も見てみるといいです。

聞いていて分かりやすいのは、自分も使いやすい表現なので、その人が使っている表現を自分のものにして使ってみるといいです。

そういった人の英語のフレーズ、動き方、身振りなどをコピーするつもりで見てみてください。


人前が苦手な場合、プレゼンは本当に逃げたい!って思いますよね。

でも人前で話すことで、多くの人に自分の考えやアイディアがシェアでき、世界が広がります。

私もまだまだ安定した英語プレゼンがなかなか出来ない発展の途中ですが、上手くいった時はとても達成感があります。

ぜひ一緒にそういった経験をふやして、英語のプレゼン上手になりましょう。

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