英語で表やグラフを説明する時に覚えておきたいフレーズ表現(IELTS対策も)

英語で表やグラフを説明する時に覚えておきたいフレーズ表現(IELTS対策も) Skill・Language
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この記事のポイント

  • グラフや図の説明で知っておきたい単語
  • グラフや図の説明の定番の表現
  • グラフや図の説明で使い回せる例文

この記事を書いてる人

  • 英語は30代後半から勉強
  • カナダのカレッジや大学でビジネス系コース修了
  • 英語でのライティングやプレゼン経験
  • IELTS受験経験

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仕事やビジネスの場、または大学などの授業や課題で、英語でプレゼンをしたり、レポートを書いたり、または英語の試験で必ず出てくるもの。

それが図やグラフの説明!

IELTSなどの英語試験を受ける場合も、図やグラフの説明が問題に出てくると思います。

いきなりこの図を説明せよ!とか言われても、頭では何の図かわかっても英語ではなかなか出てきませんよね。

図やグラフの説明の表現はだいたいパターンが決まっています。

そのパターンの引き出しを作っておけばいいんです。

そこでこの記事では、

  • 中級レベルの英語力がある方
  • これから大学のレポートや論文を英語で書かねばいけない方
  • これから仕事で英語のプレゼン準備をする必要がある方
  • 英語の試験で図やグラフ説明が苦手な方

のために、図や表、画像などを英語で説明する際、まずは基本としてこの辺りを抑えておけば大丈夫!な単語やフレーズ、表現を例文も交えつつご紹介します。

図や表の英語名

インフォグラフィックス

図やグラフもいろんなタイプがありますので、まずは以下の単語をおさえておきましょう。

  • インフォグラフィック:infographic
  • グラフ:graph
  • テーブル表:table
  • 円グラフ:pie chart
  • フローチャート:flow chart
  • 棒グラフ:bar chart
  • 縦棒グラフ:column chart
  • 面グラフ:area chart
  • 線グラフ:line graph
  • 散布図:scatter plot (graph)
  • 図:diagram
  • 表:chart
  • フローチャート:Flow chart
  • 画像:image (picture)

図の部分の英語名

図の部分の英単語

- 軸の英語表現

グラフや図が何を表しているかをまず最初に説明する時に、軸の説明は必須。
軸の言い方も覚えてしまいます。

  • the vertical axis:縦軸
  • the horizontal axis:横軸
  • the left hand (side) axis:左軸
  • the right hand (side) axis:右軸
  • the x-axis:X軸
  • the y-axis:Y軸

- 線の英語表現

線グラフも色で分けられればいいですが、白黒のレポートなどの場合は線の種類で表現する場合もあります。
以下の線の表現もぜひチェックを。

  • thin line:細線
  • medium line:中太線
  • thick line:太線
  • double line:二重線
  • solid line:実線
  • dotted line:点線
  • multi line:多数の線
  • single line:1本の線

- 部分の表現

円グラフや面グラフ、色分けされた棒グラフなどでは、それぞれの部分が何を示しているかを説明する場合があります。
部分を表す言葉として、以下の単語が使えます。

「分ける」の表現

  • the proportion of...: ...の割合(比率)
  • divid into...: ...に分けられる

部分を表す単語

  • segment
  • section
  • part
  • area

例文

  • This pie chart is divided into the proportion of each age group to the population.
    この円グラフは、人口に対する各年齢層の割合で分けられています。
  • This red section indicate the birth rate.
    赤い部分は出生率を示しています。

図の意味を伝える表現

図を指し示す

「この図は〜〜を表しています。」「〜を表したグラフを見てください」など、図やグラフを説明する時に頻繁に使うのが「示す・表す」という動詞
だいたい、これも定番の動詞があります。

Showやindicate、representは簡単で使いやすい表現です。

以下のそれぞれの動詞のイメージを掴んで、自分のモノにしておくとよいです。

示す・表す・描くの表現

  • indicate:示す・表わす・表示する・暗に示す
  • point:指し示す・指摘する
  • illustrate:説明する,例証する
  • show:示す・現わす
  • refers to:を示す・を意味する
  • represent:を表わす・示す・象徴する
  • depict:描く・(言葉で)描写する
  • describe:述べる・記述する・描写する・説明する
例文

  • The horizontal axis represents the number of foreign people entering Japan.
    横軸は日本への外国人入国者数を示しています。
  • This curve illustrates that the number of people who use laptops PC declines.
    このカーブはラップトップのパソコンを使う人が減っていることを示しています。

図や表を示す際の導入フレーズは、英語のプレゼンに関する他の記事でも紹介していますので、合わせて参考に。

推移や変化の表現

グラフの推移の英語表現

グラフを説明する時に必ずといっていいほど出てくる推移の表現。

増える・減る・安定するなど日本語では同じの表現でも、ニュアンスによって様々な単語があるので、いろんな表現を覚えておくとよいです。

- 増加・上昇

増える・上昇する

  • rise:上がる
  • increase:増加する
  • go up to...:...まで上がる
  • grow:成長する
  • climb:(価格が)上がる
上昇に転じる

  • turn upward
頂点に達する

  • top out:最高値に達する
  • peak(reach a peak):頂点に達する
急激に上昇する

  • boom:急増する・急成長する・活気づく
高騰する

  • soar:(物価・株価が)暴騰する.
  • skyrocket:〈物価などが〉急騰する

- 減少・下降

減る・下降する・落ちる

  • fall:
  • decrease:
  • go down:
  • decline:
  • reduce:
  • drop:
  • dip:
下降に転じる

  • turn downward
底辺に達する

  • bottom out
  • reach a low
急激に下降する

  • plunge:(売り上げ・株価などが)突然下がる
  • plummet:(人気・物価などが)急落する
暴落する・潰れる

  • collapse:(価値・力などが)急に下落する・暴落する
  • crash:(事業などが)失敗する・倒壊する

- 変化なし・安定

Stayを使った表現例

  • stay
  • stay the same
  • stay constant
Remainを使った表現例

  • remain stable
  • remain constant
  • remain still
  • remain flat
  • remain steady
Keepを使った表現例

  • keep pace
  • keep the same trend

Maintainを使った表現例

  • maintain the same level
  • maintain the same condition
その他の表現

  • level off 横ばいになる
  • stabilize 安定する
  • stagnate 停滞する
  • flatten out 平らになる
  • plateau 停滞期(安定期)に入る
  • no change 無変化

- 変化する

  • fluctuate 変動する・上下する
  • zig-zag ジグザグに進む・ジグザグの
  • flutter 不規則に速く動く
  • undulate 緩やかに起伏する

程度の表現

グラフの変化の程度を表す英語表現

上の変化の表現をする時も、形容詞や副詞をつけることで、程度の差を表現できます。

そうした表現には、副詞化できる形容詞をいろいろ覚えておくと便利。知っておけば表現に深みがでます。

下記は、その一部で程度を強調する時に使いやすい単語です。

~lyをつけて副詞化できる形容詞

  • sharp:鋭く
  • rapid:急激な
  • steep:急勾配の・急な
  • huge:大きな
  • marked:著しい・目立つ・明白な
  • striking:目立つ・著しい
  • dramatic:めざましい
  • drastic:徹底的な・猛烈な
  • substantial:強固な・しっかりした
  • considerable:相当な・かなりの
  • significant:意義深い・重要な・意味のある
  • slight:わずかな・ちょっとした・取るに足らない
  • minimal:最小の・極小の
  • massive:大きい・がっちりした・大規模な
  • enormous:巨大な、莫大な、ずば抜けた
  • tremendous:途方もない、とてつもない

比較の表現

比較する英語表現

データの比較表現もグラフなどの説明でよく行います。
これも、使いやすい比較表現を覚えてしまいましょう。

- 〜と対象的に・〜と比べると

be compared to…
...と比べると・...に対して・....と比較すると
Compared to last year, our company's business profits have fallen.
去年に比べ今年の我社の営業利益は減った。
as opposed to…
...と対照的に
Her new novel is really interesting as opposed to her last one.
彼女の新しい小説は前作とは対照的にとても面白い。
in contrast with (to) …
...と対照的に
In contrast to our rising sales, the sales of the whole company decreased.
私達の売り上げの増加とは対照的に、会社全体の売上は下がった。
conversely
...と対照的に
Conversely, the percentage of enterprises that haven’t started to build online system yet reached 20%.
また一方で、オンラインシステム化に取り組んでいない企業割合も20%にのぼっている。
versus
...に対する・...と対比して
I decided not to request an interpreter after considering cost versus benefit.
費用対効果も考慮し、通訳をつけなくなりました。

- その他の比較の表現

thanを使う表現

  • more than...より多い・...を越える・...より以上の
  • greater than よりさらに大きい
  • less than よりさらに少ない
多数と少数の表現

  • majorityz:大多数・大部分・大半
  • minority:少数・少数派

This is the opinion of the majority.
これが多数の議論だ
a small minority of the population
住民のごく少数.

IELTSのライティング対策

IELTSのライティング

IELTSのライティングでは、タスク1・2の2部構成。

タスク1では図や表などのデータを見て主な特徴を挙げたり、比較したりして要約します。

タスク1の必要文字数は150文字以上。

250文字以上のタスク2に充分時間を取ることを考えると、20分で終わらせたいところ。

最初に述べたとおり、グラフや表などの図を説明する英語表現はある程度パターン化されているので、その引き出しを増やしておけば、そこまで難しくありません。

あとは、とにかく練習あるのみ!

練習問題をたくさんやって、自分の表現引き出しを増す作業をしておくのがおすすめです。

以下の海外の英語学習者も利用している定番人気のIELTSの練習問題集もやりこなしておくとよいです。

日本語のライティング対策本は少ないですが、以下の2冊は練習問題やサンプル文章もあり、この記事で紹介しきれなかった数字の表現などもあるので、まず勉強を始めてみる際にいいです。

【嶋津幸樹】IELTSのライティングに特化した本。ライティングで7.0以上を目指す人向き。サンプルから英語ライティングの型を身につけて、自分のライティングの型の引き出しを増やすのにいいです。
【田岡千明ほか】IELTSのスピーキングとライティングの両方の対策本。ライティングは練習問題もあり、解説も充実。
【RACHEL MITCHELL】海外の英語学習者に人気のテキストや対策本を多数出す著者によるIELTSのライティング対策本。同じシリーズでタスク別の練習問題集も。
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