1人でもできる!英語のスピーキング基礎の勉強法と上達させる練習ガイド

英語で話す Skill・Language
この記事は約13分で読めます。
こんな人におすすめ

  • スピーキングを伸ばしたいけど何をすればいいか分からない
  • お金をかけずにスピーキング力を伸ばしたい
  • スピーキングの勉強の仕方が分からない

英語を勉強していると、スピーキングの壁にあたってこんな風に考える人も多いのではないでしょうか。

そこで、スピーキングを上達させるために重要な勉強方法をまとめました。

この記事で分かるコト

  • スピーキングの基礎力をつける勉強方法
  • 一人でもできるスピーキングの練習方法
  • 費用を抑えて実際に英語で人と話す方法
  • スピーキングのために必要なメンタリティ

この記事を書いてる人

  • 社会人から英語勉強歴10年弱
  • 今は海外在住
  • スピーキング力に悩んだ時期たくさん
  • スピーキング力・中級の上(EFイングリッシュテスト15レベル中11)

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書く・読む・聞く・話すの4技能の中でも、話すにあたるスピーキングは英語の勉強の中でも一番難しく、特に日本人が一番苦手なスキルです。

日本人がなかなかスピーキングが伸びない理由は、スピーキングの機会が少ないとも言われていますが、それと同時に、スピーキングを勉強する方法を知らない人が多いからだと、個人的に思っています。

とにかく人と話せばいい、と乱暴なアドバイスをもらうこともあるかと思いますが(笑)、いきなり話す前には、まずは話すための基礎固めが必要です。

基礎を身に着けてから、たくさん話せる機会を作ります。

スピーキングの基礎力をつける勉強方法

スピーキングの勉強方法

スピーキングのための基礎力をつけるのに必要なのが、発音と英語の基本を覚えるインプット。まずは、この基礎をしっかり身につけます。

- 英作ができる英語基礎力をつける

スピーキングの大前提として、日本語とは違う英語の仕組みや語順を理解し、それにそって英文を作れることが必要です。

そのために必要なのが、英語の文法の理解、そして構文の引き出しをたくさん持っておくこと。

ここが英語の習得で一番時間がかかる部分です。

文法や構文をしっかり学ばずに、耳で聞いた英語だけで日常会話をすることもできるし、実際にそういう人もいます。

でもその場合、のちのち仕事や学校での課題などに取り組む際、何をするにも英語の基礎力の無さが足をひっぱることになります。

なのでこの基礎部分はおろそかにせず、早めにしっかり作っておくと後が楽です。

英語の基礎

学校から離れて長い社会人の人は、もう一度文法や構文の基礎を学びなおすします。

その場合は、いろいろ手を出さず、自分が読みやすいと思った文法本と構文本の2冊だけを徹底的に使うのが無駄がなくてよいです。

以下は私が使った文法本と構文本でかなりおすすめです。

正直どちらもボリュームがあるので、全部は制覇できなくてよいです。

自分が弱い部分や、もう一度見直したい部分など、自分にとって必要なところを拾い読みしたり、その部分を何度も繰り返して覚えたりするだけでも、かなり基礎力がつきます。

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法
英語の文法を頭で理解するのではなく、感覚を身につけるという視点で書かれた画期的な文法本。10年たった今でも持っていて、たまに分からなくなったら辞書的に読み返しています。英語を学ぶ人にはぜひバイブル的に持っていて欲しい本。
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CD付暗記用英語構文500
他の構文本よりも例文が日常的で分かりやすく、実際の生活でも使われるような構文が充実しています。ただ、各構文の解説が薄いのが難点で、他の文法本で自分で構文構造を理解する必要があります。CDプレイヤーがない場合は、Youtubeでも音声が出ていたりするので、それを利用することも可能。
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- フォニックスを習得する

フォニックスとは、英語圏の幼稚園や小学校などで子供達に教えられている英語を読む方法です。

このフォニックスという方法で、英語圏の子ども達は英語の表記(つづり)と発音のルールを学び、知らない単語でも正しく発音できるようになります。


A2サイズ フォニックス 説明つき アルファベット&フォニックス表ポスター
こちらが↑フォニックス表のポスター。舌や口の動きも一緒に書いてあるので、発音の基礎練習に使える事がまとめて一枚に収まっています。子供向けですが、大人でも英語を勉強する人には使えます。

日本人が英語の発音が苦手な理由のひとつに、英語を頭の中でカタカナで読んでしまう事があります。

これが日本人の英語が独特のアクセントになり、相手に自分の英語が伝わらない原因にもなっています。

フォニックスを習得すると、英語の発音がかなり向上します。

ぜひフォニックスは集中して身につける時期を作ってみてください。

CD付き 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス
大人向けにフォニックス発音を解説した本。大人でも書きながら発音することで、改めて英文字の法則を理解し体に身に着けられる良書。
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書いて覚えるフォニックス英語発音マスター 「QRコードで音声学習」」
子供向けですが大人も使えるフォニックスの解説本。こちらも書いて覚えて、QRコードで音声を読み取って耳で聞きながらできます。
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一人でできるスピーキングの練習方法

英語はスポーツ

英語はよくスポーツに例えられますが、英語の文法や構文を知ることは、サッカーでいうとそのサッカーのルールやボールを蹴る事を頭で理解することです。

そのルールを理解した上で、実際にフィールドに立って、ドリブルをしたり、走ってパスをしたりなどの練習が必要になります。

サッカーも一人で練習ができるように、英語のスピーキングも一人で練習することは可能です。

私自身や英語を喋る日本人の友人たちの間でも、最も効果があると思った方法が音読とシャドーイングです。

- 音読

音読する

音読は、自分の好きなトピックまたは仕事などに関わるトピックの英語の記事を、毎日1つ選んで口に出して読むのがおすすめです。

毎日音読することで、口の周りの筋肉がついて、口や下が英語に慣れます。

毎日エクササイズして体を動かすと、体の動きが軽くなるのと似た感覚です。

また、英文を読むことで、英語の語順や語感も頭に浸透して英語脳づくりにも役立ちます。

- シャドーイング

英語シャドーイング

シャドーイングは多くの英語学習者や、英語指導者の人たちが推薦する方法で、実際に効果があると私も思います。

シャドーイングでは、音読のように口や下の筋肉が英語になれて動きやすくなるということとだけでなく、ヒアリング力も伸び、英語のリズム、独特のリエゾン、発音なども身につきます。

シャドーイング方法

  1. 音声素材をピックアップ。5分以下のポッドキャストやYoutubeや短い字幕のある英語のYoutube動画を使うのがおすすめです。自分が興味のあるトピックで!
  2. 音声素材を聞いて、音声に1~2語遅れて、耳で聞こえた音源通りに口に出して、影(shadow)の様に追っかけていきます。最初は字幕は見ずに。
  3. その後字幕をみて答え合わせをしたら、字幕を見ながら、もう一度1回目と同じように音源を聞きながら口に出す。

英語の瞬発力を作る

英語スピーキング
英語を話す時は、文章を書く時とは違って、素早く文章を組み立てて口に出さなきゃいけません。
英語の文章を頭で考えて口に出していると遅くなってしまいます。
スピーキングで、誰もが一番苦労するのがこの部分です。

頭で考えずに、瞬発的に英語が口から出る英語の反射神経を作るには、脳みそに英語用の神経回路を作ること。

英語脳

脳科学研究によれば、この脳神経の回路は何度も反復して行われることで作られるんだそう。

頭で考えなくても、自転車にのれたり、楽器がひけたりしますよね。
それと同じように、頻繁に使う構文や文法、フレーズを何度も繰り返して口にする練習が必要です。

- 瞬間英作文

英語の瞬発力をつくるメソッドの1つとして有名なのが瞬間英作文。スマホアプリややり方の本もたくさんでています。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
瞬間英作文というコンセプトで人気になった本。正直なところ、本に出てくる英文自体にはあまり実用性がないのですが、瞬間的に英語で考えるという練習用として使えます。英語の文法は分かってるけど、ぱっと出てこないという人は一度試してみる価値はあり。
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- 自主トレ用のスピーキング強化アプリ

スマホで英語

また聞かれた質問に対して瞬間的に答える事を繰り返すのも役立ちます。
スマホアプリを使って英会話式で質問に答える練習ができるサービスもいろいろあります。

以下は私が使ったスピーキング練習ができるアプリのサービス。

1〜2週間ほど無料で使える期間があるので、使ってみて自分に合うを3ヶ月ほど使って、脳みその神経回路ができるまで集中してやってみるといいです。

ビジネス英語スピーキング強化アプリ【スタディサプリEnglish ビジネス英会話】
ビジネス英語に特化していますが、スピーキングを強化するための機能が充実しています。シャドーイングによる練習や、瞬間発話プラクティスと呼ばれる学んだフレーズを使って質問に発話して答える練習など、口に出して話す練習が多いので、スピーキングの力をつけたい人におすすめ。
⇒スタディサプリEnglish ビジネス英語 公式サイトを見る

 

スピーキング自主トレアプリ【トーキングマラソン】
会話の質問に6秒以内で答える練習を繰り返すことで、瞬発力を鍛えることを重視したアプリです。実際の会話でよく使われるリアルなフレーズが500以上あるので、「こういう言い方があるのか」という英語らしい表現の引き出しを増やすこともできます。スマホにむかって一人で話す自主トレ型なので、はたから見ると地味ですが、繰り返すことでスピーキングに必要な瞬発力と発話する力がつきます。1セット5分くらいなので、スキマ時間にできるのもよいところ。
⇒トーキングマラソン 公式サイトを見る

一人でスピーキング練習をしたら本番

スピーキング

スポーツと同じように、英語も自主練をしたら、やはり練習試合や本試合をたくさんこなす必要があります。

実際に人と話すことで、会話のテンポやリズムを掴んだり、さらにスピーキングを伸ばすためのモチベーションにもなります。

- ランゲージ・エクスチェンジ・パートナーを見つける

実際に話す機会を作るために、ラングエージ・エクスチェンジ・パートナーを見つけるのも方法のひとつ。

日本語を勉強したい英語ネイティブの人を見つける言語交換用サイトやアプリを見けて、オンラインで話すことができます。

オンライン英会話

ただし女性の場合はナンパや詐欺目的のケースが多いので、リスクを知って使うこと。また未成年は使わないように。

女性の場合は、おなじ女性のラングエージ・エクスチェンジ・パートナーを見つけるがおすすめです。

私も英語を勉強し始めたころに、イギリス人女性のラングエージ・エクスチェンジ・パートナーを見つけて、10年たった今でも仲良しです。

私の場合は、相手の日本語があまりに上手すぎて、自分の英語の練習にあまりならなかったので(笑)、同じくらいのレベルの相手を見つけるのがよいです。

- オンライン英会話

オンライン英語

オンライン英会話は現在たくさんの種類があり、価格や内容の選択肢も多く、レベルにあわせたスピーキング練習にぴったりです。

数をこなすためのオンライン英会話

スピーキングにまったく自信がない場合は、まずはオンラインで話すことに慣れるという目的のために、数ヶ月だけ集中して、話し放題の低価格のオンライン英会話を使ってみるのもよいと思います。
価格が安い分、英語ネイティブの先生ではない上、先生達の質もばらばらです。

ですが、まずは話す機会を作るという第一目的のためなので、こだわらずにまずはとにかく話すことに集中しましょう。

以下の2つは、業界の実績がある業界大手の低価格帯のオンライン英会話で、実際にいろいろ試した中で、気軽で使いやすかったものです。

格安オンライン英会話の最大手【レアジョブ英会話】
低価格のオンライン英会話の先駆者として最も有名なレアジョブは、1レッスン129円からという安さで、実績も最も長い大手。とにかくスピーキングの機会を増やすために私も使っていました。講師たちは、英語が公用語のフィリピンの先生。フィリピンの人たちはみんな陽気で自由な雰囲気が楽しいので、女子会のようなノリでおしゃべりを楽しんだり(笑)、社会情勢について語りあったり、教材を使って勉強したりと様々。
先生たちはみな大卒で教養も高いです。ただし人気の先生はなかなか予約がとれなかったり、人による質はまちまちですが、スピーキングの機会を得るという点ではおすすめです。
⇒レアジョブ英会話 公式サイトを見る

 

予約なしで24時間話せる【ネイティブキャンプ】
1日1回のレアジョブと違い、1日何度でも予約なしで24時間レッスンできるオンライン英会話。フィリピンはもちろん、セルビアやガーナなど、東欧やアフリカ圏の先生が多いです。フィリピン訛りとは違う訛りの英語を知るという点でもよし。教材がかなり充実しているので、英語力のレベル別に学べたり、チケットを買えばネイティブ講師のレッスンも受けられます。
ファミリープランがあるので、夫婦や子どもと一緒に利用する場合はお得。
⇒レアジョブ英会話 公式サイトを見る

内容重視のオンライン英会話

オンライ英会話

やっぱりどうしても本格的なネイティブ英語講師から学びたい人、またはある程度英語の知識はあるという人は、それなりに質が良いオンライン英会話をやってみるのがよいと思います。

低価格オンライン英会話では講師の質や内容に限界があるので、英語教育の実績が長く、ノウハウが多い企業のオンライン英会話サービスがおすすめです。

質の高いオンライン英会話もいろいろありますが、その中でも私が実際に受講しておすすめなのが、日本だけでなく世界を対象にオンライン英会話を提供するEFイングリッシュライブ

。世界的にも有名な英語教育の企業や、日本の大企業が駐在員の英語力を上げるために利用しているサービスです。

24時間オンライン語学学校【EFイングリッシュライブ】
EFエデュケーション・ファーストという50年以上の歴史あるスウェーデンの英語教育企業が提供するオンライン英会話スクール。世界中に語学学校を持っていて、多くの非英語ネイティブに海外の大学進学や留学サービスを行っている大企業だけあり、教材の質も高いです。このオンライン英会話は、語学学校をオンラインで再現するようなクラス単位レッスンもあり、世界中のいろんな国にいる英語を学ぶ人と一緒にレッスンを受けられるのが特徴的。
レベルや目的も細かく分かれていて、私も現在ビジネス向けのコースをとっています。オンラインでスピーキング学習もできて、質の高いネイティブ講師のマンツーマンレッスンもあります。
⇒EFイングリッシュライブ 公式サイトを見る

実際にEFイングリッシュライブを1ヶ月受講してみた段階で、特徴を↓他の記事にまとめていますので参考に!

https://ochanoko.site/careerskill/english/ef_english_live_review/

スピーキング力を高めるためのメンタリティ

英語で会話
英語の文法というのは、英語で喋るための前提として必要不可欠なことであって、完璧である事ではありません。

ネイティブでも完璧な文法で話す人は多くないです。
非ネイティブの南米系の友人たちはとてもお喋りですが、文法は正直めちゃくちゃです(笑)それでも、いろんな人とコミュニケーションを取るのが上手。

だから、間違ってもいいから、堂々と話すことが一番大事です。

実際の生活でアウトプットで話す際は、テストではないので、英語の文法が多少間違ったりしても気にしない事。

非ネイティブなのだから、完璧に喋れないのは当たり前。
最初から完璧に喋ろうとしなくていい、少しづつ上手になればいいという気構えでいましょう。

基礎がない人はまずは基礎づくりから、練習が足りない人はまずは自主トレから、上記を参考に今すぐにでもスタートしてみてください。

英語に限らず、語学を学ぶことには終わりというのはありません。

あきらめずに続けること。一緒に頑張りましょ!

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